まさか！
聖人君子
私がまだうら若き学生時代だったころの話です。
・・・今でもピチピチのヤングギャルですけどね！めっちゃめちゃ若い（と言い張る悪あがき）ですけどねっ！！
それはさておき、学生時代のクラスメイトにそれはそれは可愛い女の子がいたのです。
可愛いだけじゃなくて勉強も出来て運動能力も抜群で誰に対しても優しく接してくれるクラスの・・・というか、クラス以外でも人気者でした。
噂で、わざわざ他の学校から団体で男子生徒が会いに来ていたという話も聞いたことがあります。しかもお金持ち！
それに比べて私は・・・。いや、それは言うまい。虚しくなるだけだから。
そんな聖人君子ともいうべき可憐な女の子の口から「ブスを見た」という言葉が飛び出したときは、一瞬「え？」となって時間が止まったかのような気持ちになりました。
耳では聞いたけど頭で処理出来ていないという感じで。本当にビックリしましたね～。
落ち着いて聞いてみると狂言の「附子」のことでしたよ！
なんでも、お爺さんがそういうのが好きみたいで落語とか歌舞伎とか一緒に見に行っていたようです。
本当はもっと早く舞台で見たかったらしいのですが、小さい頃は習い事や塾で時間が取れなかったのだそうです。
私はそのころ何をしてたかというと、ゴロ寝してテレビ見たりゲームしたりくだらない妄想にふけってばかりいたな・・・。今と何も変わらない。
子供のころに附子見たいとか思ったこともないです。というか、学校で習うまでその存在も知らなかったですし。
古典芸能
そういえば、以前にテレビで真面目なアナウンサーさんが「興味ねぇ～！」と言っているのを聞いてビックリしたこともありましたっけ。
本当は「興味ねぇ～」ではなくて「今日未明」と言っていたのでした。
まさかこの人からそんな言葉が飛び出すとは思っていなかった時は、本当に一瞬時間が止まったような気持ちになりますね。
ギャップがあると萌えると言いますけど、真面目な人や優しい人から暴言が飛び出すと全然萌えない・・・。凍り付くような感じ。
まあ、学生時代のクラスメイトは暴言ではなくて狂言であったわけですけども。
私なんて祖父は水戸黄門が大好きだったので、印籠をもって「これが目に入らぬか～！・・・入れたら痛いわっ！！」と一人でツッコミ入れていた残念な子供でした。
そしてそのまま・・・いえ、残念な部分がよりしっかりと成長した大人になってしまいました。
古典芸能が似合う落ち着いた大人になりたかったですね～。
今回のイラストで自分の服を学生服にするのを忘れて、後でそれに気付いたものの面倒くさくて描き直すこともなくシレッとブログにあげているガサツさでは落ち着いた大人になれる日はまだまだ遠いのでした。
では、また！
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