誰にも理解されなくても尖って生きていくと誓う

白い恋人


白い恋人1


白い恋人2


ホワイトチョコレート


私はあまりホワイトチョコレートが好きなほうではなかったので、チョコレートを食べるとなると、たいていは黒いチョコレートになります。

ビターも食べますけど、あまり苦すぎるのは苦手ですね。以前に興味本位でカカオ100%のチョコレートを食べてみたことがありますけど、甘いもの好きとしてはあの苦さには耐えられませんでした。

かといって、ホワイトチョコレートでは何か甘すぎるような気がするのです。カカオの渋みが一切感じられずに、ただ甘ったるいだけのチョコだと思っていたのですよね。

そんなある日、北海道のお土産として「白い恋人」をもらったのです。


白い恋人


白い恋人といえば、食べたことはなかったのですが何度も聞いたことがあるくらい有名なお菓子だということは知っていました。

でも甘いラング・ド・シャに甘いホワイトチョコレートを挟むなんて、甘すぎるのが想像できるってもんです。いくら甘いもの好きでも度が過ぎるとな~なんて偉そうなことを考えていましたね。

でもせっかくもらったので1個だけでも食べておこうと思ってパクリ。

・・・え?何・・・これ・・・。めちゃくちゃ美味しい!!結構甘いけど、その甘さが心地良い!!

ホワイトチョコレートもただ甘いだけでなくて、なんというかコクというか奥の深さを感じさせてくれる甘さでした。

この後に独り占めしようとして母に怒られるというダメ大人っぷりを発揮する勢いで惚れこみましたよ!

白い恋人にはブラックチョコバージョンもあるのですけど、今では白い恋人に限ってですけどホワイトチョコレートじゃなければダメだ!なんて思うようになりました。


はみ出す


白い恋人の何が良いって、あのチョコレートがラング・ド・シャのサイズに合わせて角が取れたりしないところ!!

こう、ちょこっとはみ出してる感じがお得感満載でドケチ心をくすぐってくれるのです。

それを必死に伝えようとしたというのに・・・母にも父にもわかってもらえませんでした。こんなにわかりやすく例えたというのに!!

まあ、どんなに父と母に理解されなくても、私のことを理解してくれる恋人がいるのです!!

私の白い恋人をわけてあ~げない!!うふふふ・・・。ウソウソ。はいあ~~~んして!!なんてイチャイチャしたりなんかして。ウフフフフ

・・・と、恋人のコの字さえ感じさせない寂しい孤独人が白々しいほど恋人がいる風を装うという私流の(ある意味)白い恋人話でした。

口では尖って生きていくことを誓うとか言いながら、ホワイトチョコレートを食べないと言っていたことをアッサリ翻して今はホワイトチョコレートの虜になってしまっていて、白い恋人はホワイトチョコレートに限るな~とか言いながら、やっぱりブラックチョコレートのほうも独り占めしようとする残念な大人です。

尖るどころか丸い形すら保てないグニャグニャのフニャフニャな柔らかすぎる意思の持ち主です。

原型をとどめることが出来ないくらいグニャグニャのフニャフニャさとか、だれにも理解されない突飛な発想しかできないという意味では世間からはみ出していると言えなくもないですけどね。

さらに、お菓子を独り占めして母から刺々しく嫌味を言われたりしますけど、違う・・・。思ってたんと違う。私が思ってた尖った生き様ってこんなんと違う・・・。

それはともかく、これからもどうやって白い恋人を怒られずに独り占めしようかと頭を悩ませる、白い恋人とは真逆の腹黒い独り身の夜が更けていくのでした。

では、また!

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